小さなお子さまには、おうちでピアノの練習をする時にも足台が必要です。
先生によっては何も言わない教室もあるみたいですが、やはり正しいピアノの練習方法は足台をきちんと使ってこそです。
目次
ピアノの足台が必要な理由
ピアノは指先や腕だけで演奏をするものではなく、身体全体を使って演奏をする楽器です。
鍵盤への、腕の重みの載せ方を制御して音色をコントロールするためにも、腰がしっかり支えられていることがとても大切になります。
腰を支えるためには、足がしっかり地について踏ん張れることが大事になってきます。
よって、脚が床につかない間は必ず足台を使ってピアノの練習をしなければなりません。
ぶらぶらした状態でピアノを弾くなど言語道断です。
ということで、どの足台が良いのか以下の解説が何かの参考になれば幸いです。
ピアノの足台の種類はいろいろ
ピアノの足台と一口に言っても、実は種類が様々にあります。
機能性や年齢に応じたもの、使いやすさなど、解説をしてみたいと思います。
一般的に「足台」といえばこれでしょうか
足台その①
メリット:ペダル一体型なのでこれ単体で使用できる、高さの微調節が可能
ご使用の目安:身長110cm~130cmくらいのお子さまに
ピアノ補助ペダル:AX-100「コンクールで使用可能な補助ペダル」身長目安120cm弱〜130cm:ピアノ用 ペダル付き足台
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一般的に考えて早いお子さんでは年長さんくらいでペダルを使用することもあります。
レッスンで使っている教材にもよりますが、小学校2年生くらいまでには半数くらいの生徒さんがペダルを使う曲に出会うかもしれません。
ですので、足台とペダルは両方必要です。
ペダルが別売りの足台もありますが、これはペダル一体型なのでこれひとつで3~4歳から小学校3~4年生くらいまで事足ります。また、クルクル回して高さを調節するタイプなので、高さの微調節が1ミリ単位でできるのは、この回すタイプだけですね。
デメリット:踏むのが重たい、高さ調節に時間がかかる
小学校3~4年生でしたら難なくペダルを踏めると思いますが、年齢の低い生徒さんにとってはやや重たく、踏むのが大変かもしれません。また、クルクルまわして高さ調節をするタイプなので、身長差のあるごきょうだいさんで使用する場合は、毎回高さを変えるのが少し面倒かもしれません。
足台その②
ご姉妹・ご兄弟で使うご家庭におすすめの足台
メリット:クルクル回す必要なし。一瞬(?)で高さ調整ができるピアノ足台
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足台その①は、高さ調節にやや時間がかかりますが、こちらの足台はワンタッチでチャッと高さ調節ができます。身長差のあるごきょうだいさんで一緒に使う場合には便利です。12~21cmまでを8段階で高さ調節ができます。(商品によっては6段階で24cmまで調節できるものなど、若干違いがありますのでご確認ください)
デメリット:ペダルのみを別で購入する必要がある、一番低い高さが「12cm」とやや高め
デメリットと言えるかどうかは不明ですが、こちらの足台でしたらペダルを別で購入する必要があります。また、高さ調節をして一番低くした時の高さは約12cmです。12cmというとまあまあの高さがあり、足台がないと床に足がつかないけれど、12cmの足台だとちょっと高すぎて不自然な恰好になってしまう…というお子さまには不便です。(平均的に小学校4~5年生くらいになるとそのような状態になります)
足台その③
メリット:4cmや2cmという低さにも調節できるので身長の高い高学年のお子さまにもピッタリ!
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この足台は一番低い高さで2cmまで低く調節することができます。
(この2cmというのがまた絶妙にありがたいのです!)
2cmの足台はおそらくこの「アシストスツール」以外にはないのではないかと思います。
デメリット:身長の低いお子さまは足が届かない
一番高い高さが11cmということもあり、身長の低いお子さまはまだまだ足が届きません。あくまでも平均的にですが、小学校3年生以上のお子さま向けかもしれません。
こちらは「アシストスツール(いわゆる足を置く部分)」「アシストペダル(ペダルとして踏む部分)」「アシストハイツール(ピアノのペダルとアシストペダルをつなぐ部品)」の3点を揃えないと使用することができません。ケースもセットになっているショップもありますが、コンクールに自分の足台を持っていく場合はケースがあると便利ですが、教室によっては、先生が教室の足台を持っていくこともあるので気になれば確認をしてみてくださいね。
結局我が家はどれを買えば良いのかな?補助ペダル診断☆
では結局、我が家に必要な足台・補助ペダルはどれなのか?診断してみてください。
身長110cmに満たない子どもさんは「足台① クルクル足台」「足台② ワンタッチ足台&アシストペダル+アシストハイツール」を使っても足が届かないかと思います。そんな時は何か丁度良い高さの箱か何かに不要になった紙を入れたりして丈夫にしたものを「プラスの足台」として使うしかなさそうです。
その場合ペダルは踏めるのかというと…
筆者はそのあたり未リサーチなので、師事している先生に確認をしてみてください。
なお、ペダルはまだ使わないというお子さまは足台②と足台③の「アシストペダル」と「アシストハイツール」は現時点では不要です。
※足台③にたどり着いた方でしたら「アシストスツール」(名称がやや紛らわしいのでご注意ください!笑)のみを準備すればOKです。が、いずれ使うものなのでセットで買っておくことも選択肢に入れてみてくださいね!
以上、「ピアノの足台は必要?どれを買えば良いの?選び方は?」についてでした!