子どもの習い事で現在も根強い人気のある「ピアノ」

でも、ちょっと待ってください!

「芸術を子どもに習わせる」ことに際して、保護者としての振る舞いは大丈夫ですか?

ここでは、子どもがピアノを習っている親御さん必見の、ピアノ教室における知っておくと安心のマナーを簡単にわかりやすくお教えします!

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ピアノ教室のマナー  ( 超・常識編 )

① 子どものレッスンに付き添う時は、何か先生から直接話しかけられるまでは無言を貫く。(間違っても、先生が子どもに対してした質問に親が答えてはいけない)
② 月謝は指定日に忘れず納入する
③ 子どもの爪切りに留意する
④ レッスン室への早すぎる入室は控える
⑤ 挨拶・返事をきちんとするよう改めて子どもに伝える

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①の「無言を貫く」ですが、先生が子どもに質問をしているのにもかかわらず、付き添いの親御さんやおばあちゃんなどが答えたり「通訳」をしたりされると、先生と生徒さんの直接のコミュニケーションが成り立たなくなってしまいます。

子どもさんが、先生の質問に答えられなくても先生は子どもさんのそんな様子を観察してレッスンに役立てていますので、付き添いの大人は無言を貫きましょう。

②の「月謝」については言うまでもありません。またあらかじめ、月謝の渡し方や、月謝の意味についても親御さんから子どもさんへ教えてあげましょう。もしも期日に納められない時、忘れた時は必ず先生に連絡をしましょう。

③の「爪切り」についてですが、爪が長い状態では良いタッチを実現することができません。レッスンが無駄になると言っても過言ではありません。
教室で爪を切ってくださる先生もいらっしゃいますが、やはり時間がもったいないです。日ごろから良いタッチで練習をするためにも、レッスンの日だけではなく、自宅でも常に爪を短く切りそろえておきましょう。

時計
④の「入室時刻」は、遅刻を気をつける方は多いと思いますが、早すぎる到着については無頓着な方は意外と多いものです。理想は「5分前」です。15分前は早すぎます。

⑤の「挨拶・返事」も当たり前のことですので特筆しません。

ピアノ教室のマナー レベル2 ( 中級編 )

① レッスンに付き添わないとしても、先生に挨拶をするためにたまには(?)玄関まで出向く
② 子どもに靴下を着用させるなど、身だしなみへの配慮

①の「挨拶」については、教室によって様々かと思いますが、子どもさんの送迎は玄関前までのため、しばらく先生に会っていない保護者の方も多いと思います。

しかし、先生としては、たまにはおうちの方とコミュニケーションを取りたいと思っているものです。

2~3ヶ月に1回でも良いので、玄関先まで出向いて「最近うちの子どうですか~?」とレッスンでの様子を尋ねてみたり、「今週はあまり練習できていなくてすみません」など、1分ほどの雑談兼ご挨拶をしてみてはいかがでしょうか。

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靴下2
② 「靴下」については、ご家庭の文化の違いもあると思いますが、一般的には「よその家には裸足であがらない」というのが正式なマナーとなっているようです。(サンダルを履いて訪問した時は玄関先で靴下を履いて上がる、とマナー本に書かれているくらいです。)

気にしない先生もいますが、配慮としてレッスンへ行くときには靴下を履かせる、またはサンダルの場合は玄関先で履くよう子どもさんに教えておくと、先生には一目置かれ、子どもさん自身にとっても今後役に立つことと思います。

ピアノ教室のマナー レベル3 ( 上級編 )

最後は、ひと昔前までは一般的でしたが、現代社会におけるピアノ教室ではあまり重要視されていない事項ですが、教室によっては今でも一般的である場合もありますのでご紹介します。

① 月謝など、先生に納めるお金は新札で準備する
② 1年に1度(または2度)はご挨拶の品を贈る
③ 発表会では御礼をお包みする

①の「新札」についてですが、気にする先生、気にしない先生は今では半々くらいでしょうか。

しかし銀行側の思いとしては「新券は限りがあるから習い事ごときでいちいち両替しないでほしい」と捉える側面もありますので、わざわざ銀行で新券に両替しなくても、手持ちのお札の中でキレイなものを月謝用として包むだけでも、印象はだいぶ違うと思います。

ただ「シワシワのお札でも何でもOKよ~!」

というスタンスの先生に納める場合でも、せめてお札の向きは揃えて包みましょう。
向きがバラバラだったり裏表混在したりしていると、「どーでもいい感」が漂ってしまいます。要は「気持ち」の問題です。

サンキュー (1)
②の「ご挨拶」については、教室のカラーにもよりますが、ひと昔前に比べるとそれほど気にしなくても良くなったようですね。もちろん「それは当然のこと」とされる親御さんもいらっしゃると思いますので、それはそれで尊いことだと思います。

先生側の気持ちとしても、ご挨拶の品をいただくと、親御さんの真剣度を感じて先生のプロ意識が刺激されるという面もあります。

③の「発表会のお礼」も②と同様です。これについては「発表会で先生へのお礼は必要?」の記事でも触れていますのでよろしかったら併せてお読みください。

「ピアノ教室のマナー」まとめ

以上、ピアノ教室のマナーを「超・常識編~上級編」に分けてご紹介しました。

習い事というのは「技を人から教えてもらう」ということです。
何の習い事でも同じですが、教えてくれる先生に敬意をもつ態度をまず保護者の方が見せ、子どもにも教えてあげましょう。

「ピアノを習う」ことで、ピアノの技術習得をするのはもちろんですが、子どもさんにマナーを教える良い機会にしていただけたら子どもさんのためにもなって良いかと思います。

「ピアノも上手に」「マナーも習得」で一石二鳥です。

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