ピアノは、家で自主練習をしないと何年習い続けても上手にはなりにくい習い事です。
では、家でどのくらい練習をするのがベストなのでしょうか。
ただ、これは一概には言えません。なぜなら、目指すところはみんなそれぞれ違うからです。
ケースごとに理想のピアノ練習時間を考えてみました。
目次
ピアノストになりたい場合のピアノ練習時間の理想
これはもう、時間が許す限りたくさん練習するのが良いに越したことはありません。
年齢にもよりますが、音大受験前は10時間練習をしていた・・・という人もいますよね。
大学受験前、特に浪人生が睡眠と食事の時間以外はずっと勉強をしているのと同じで、音大(特にレベルの高い大学)に行きたい人は睡眠と食事以外はすべて練習時間に充てるのがベストです。
しかし、もちろん休憩や外出、たまには息抜きのおでかけなどもしてくださいね。
ピアニストにはならないけれど上手になりたい、という人の理想のピアノ練習時間
毎日1~2時間がベストかと思います。
「多いんじゃない!?ピアニストにならないのに!?」
と思う人もいるかもしれませんが、「上手」(ここで言う「上手」とは、レッスンでは毎週新曲に進んだり、曲を間違えずに速いテンポで何曲も次々と弾きこなせるレベルとします)だと言えるレベルまで弾けるようになっている人はみな1時間くらいは練習をしているみたいです。
さっきも言いましたが「練習をしないとうまくならない」んです。ピアノって。
逆に言えば「練習をした分だけちゃんとうまくなり」ます。
「練習をしたけどうまくなりません」
という人は、今の倍練習をしてみてください。
それでもうまくならなければその倍、やってみてください。
「上手くなるまで練習をする」
上手になるのに必要なことはただそれだけです。
大切なことなのでもう一度言います。
家で自主練習をしないとうまくならないんです。ピアノという習い事は。
いつか上手くなればいいや・・・というのんびりスタンスの場合の理想のピアノ練習時間
ピアノを習っている人の中には「急いで上手くなりたいという欲はないけどまあいつか上手くなればいいな~」という感じのモチベーションの人も少なくありません。
そういった学習者の方たちは「毎日1時間」の練習は必要はないのかもしれません。
しかしこの場合も「毎日15分~30分」の練習はほしいところです。
(※練習をできない日があるなら1週間のトータル練習時間が105分~210分になるように調整)
練習をしないと、せっかく譜読みをした曲を日に日に忘れていきます。
せっかく3歩進んだのに、練習をしない日があるとまた0地点に戻って「振り出しに戻る」になってしまいます。
何度も何度も振り出しに戻ることがないよう、そのためには最低でも毎日15分~30分の練習時間は必要です。
上手くなりたいけど練習はしたくない、というケースの理想のピアノ練習時間
ん!?こ、これは何を言っているのでしょうか(笑)
「行きたい高校があるけどそんなにたくさん勉強はしたくない」
「お金を得たいけど働きたくない」
と通じるものがある気がします。
理想を語って行動をしない・・・そういう人生で良いのなら、良いと思います。
このケースの理想のピアノ練習時間は・・・自分で考えてみてください(笑)
「ピアノの練習、家ではどのくらい必要?理想の練習時間は?」まとめ
家でのピアノの理想の練習時間は、ピアニストになりたい人、音大を目指す人、音大には行かないけどけっこう上手になりたい人、長い目で見てピアノを弾けるようになりたい人・・・で、全く違ってきます。
ただ、一つ言える大切なことは「ピアノは家で練習(自主練)をしないとうまくならない」ということです。
さあ、あなたに必要な練習時間はどのくらい!?
今日から、毎日積み重ねていきませんか?