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子どもさんのピアノの発表会というのは、貴重な晴れ舞台のイベントです。
素敵な衣装を身にまとい、スポットライトを浴びて、優雅に、またはかわいらしく、一生懸命に演奏をする姿は、おうちの方にとっては感動的な姿に映ります。

しかし、少し気が重たくなってしまうのは「発表会の参加費」。
ピアノの発表会の参加費は「高い」という認識が一般的です。

しかしけっして単純に「高い」ばかりではなく、「高い」にはちゃんとした理由があります。

また「余った分は返金してくれるのかな?もしかして先生の儲けになるのかな?」

などど少し気になる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここでは、発表会費用の内訳をメインに、そんな保護者の方たちの疑問をスッキリ解決したいと思います。

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発表会の参加費の実情と、発表会のクオリティの比較

みなさんの教室の発表会の参加費はズバリ、いくらですか?
調査したところ、発表会の参加費には大きな差があることがわかりました。

まず安い方では「500円」。

そして高い方では「2万円」というところも。

ではその大きな差は一体何を意味しているのでしょうか。

実は「発表会」とひとことに言っても、規模や場所、プログラム、雰囲気などの内容諸々を含めた発表会のクオリティは千差万別です。

たとえば、先ほどの「参加費500円」で行われる発表会はこういった発表会となります。

「昔からあるような公民館を借りて」
「ピアノはグランドピアノではなくアップライトピアノ」
「しかも古いピアノ」
「しかも調律もされていないピアノを使って」
「保護者も椅子出しなどの手伝いを行い」
「写真撮影はなし」
「花束や会場装飾もなし」
「音響(マイクによるアナウンス)もなし」
「みなさん普段着で」
「気軽な気持ちで」

このような「発表会」となります。

この類の発表会は、教室によって「ミニ発表会」「ミニコンサート」「おさらい会」などネーミングは様々です。

これらの「ミニ発表会」は、経費がほとんどかからないので、参加費たったの500円で運営することができるのです。

それでは対極にある「参加費2万円」の発表会とはどのようなものなのでしょうか。

まず2万円も払うからには「それなりの設備のあるホール」で行われること間違いないでしょう。間違っても「公民館の古いアップライトピアノ」で演奏をするようなことはありません。

「地元でも有名なそれなりの設備のある優良なホールで」
「会場装飾もバッチリで華やかな雰囲気の中で」
「音響や照明のスタッフが常駐していて」
「DVDの撮影もあり」
「写真撮影もあり」
「生徒さん用の記念品もあり」
「プロ演奏者によるミニコンサートもあり」
「もちろんピアノはグランドピアノ」
「もしかするとフルコンサートグランドかもしれない」
「調律も発表会前にされている」

参加費2万円の発表会とは、このような会になるでしょう。

とはいっても、 これらすべてを叶えようとすると2万円では収まりきれません。
「だいたいこんな要素を含んでいるのが参加費2万円の発表会」だと捉えてください。ですので「2万円払ったのに、DVDはもらわなかったわ!プロ奏者のミニコンサートもなかたったわ!」なんてお怒りにならないでくださいね(笑)

さて、会費500円の発表会と会費2万円の発表会、ざっと箇条書きにしただけでクオリティの差は一目瞭然かと思います。このように「発表会の全体的なクオリティの差」が「参加費の差」となって現われるのです。

発表会の参加費の内訳を覗き見してみよう

それでは、発表会の参加費の内訳をこっそり覗いてみましょう。

参加費「500円」の発表会の内訳

・会場費      3,000円
・ピアノレンタル料 1,000円~10,000円
・冷暖房費     1,000円~2,000円
・プログラム用紙代 500円
・お手伝いスタッフがいればその方への謝礼3,000~5,000円

※会場費やピアノレンタル料などは地域や会場によって様々であり、その他費用も一概には言えません。あくまでも一例ですし、ここに記したもの以外の費用がかかっている場合もあります。ですので「合計金額」は記しません。

参加費「2万円」の発表会の内訳

 ・会場費       5~10万円
 ・冷暖房費      2,000~8,000円
 ・ピアノレンタル料  1~5万円
 ・ピアノ調律料    1~3万円
 ・プロ演奏者への御礼 1~2万円
 ・会場装飾代     1~2万円
 ・記念品代      1,000円程度(ひとりあたり)
 ・写真代       2,000円程度(ひとりあたり)
 ・スタッフへの御礼  3,000円 × スタッフの人数分
 ・プログラム用紙・印刷代 1,000~5,000円
 ・DVD代金      1,000~3,000円

※会場費やピアノレンタル料などは地域や会場によって様々であり、その他費用も一概には言えません。あくまでも一例ですし、ここに記したもの以外の費用がかかっている場合もあります。ですので「合計金額」は記しません。

以上、参加費500円と参加費2万円の発表会の会費の内訳の一例でした。(※あくまでも一例です)

しかし参加費が「500円と2万円」というのは両極端でしたね。
ここで、もう1つのパターンの内訳を記したいと思います。

一般的な「町のピアノ教室」に多い価格帯が5,000~1万円ですので、たとえば

7,000円の参加費を徴収した教室の内訳は以下のようになるかと思います

会場費       1~7万円
ピアノレンタル料  1万~3万円
ピアノ調律料    1~2万円
プロ奏者への御礼  5,000~1万円
会場装飾代     1万円
記念品代      1,000円程度(ひとりあたり)
写真代       2,000円程度(ひとりあたり)
スタッフへの御礼  3,000円 × スタッフの人数分
プログラム用紙・印刷代 500~1,000円

※会場費やピアノレンタル料などは地域や会場によって様々であり、その他費用も一概には言えません。くどいようですが、あくまでも一例です。

さて、発表会の参加費のうちおおまかに分けて3種類について覗いてみました。これまで不透明だった内訳について、少しおわかりいただけましたでしょうか。

ただ繰り返しますが、教室によって、地域によって、開催される会場によって…様々な条件によって金額は変わってきます。あくまでも「1例」ですので、そのあたり、ご考慮ください。

発表会は本来「黒字を目指すべき」。教室の未来・生徒さんの未来のために

さて、先ほど発表会費の「内訳」のほんの一例をご紹介しましたが、教室によっては、徴収した会費が「余る」場合もあります。

この「余った会費」これは

生徒さんに返金されることはほぼありません。

余った会費は教室の収入となります。
ここに関して突っ込みたくなる方がごく少数いらっしゃるのも事実です。

ですがズバリ申し上げてピアノの発表会は「黒字」になるのが望ましいです。それは、先生の私腹を肥やすためではなく教室の未来のために、です。

黒字になれば、教室の設備も整います。
教室のスリッパやカーテンが新調されるかもしれません。
ピアノのメンテナンスも定期的に行われるでしょう。
また、先生が学びの場へと行く資金にもなりますし、「黒字になった」ことで先生の今後のさらなる意欲にも繋がります。

ただ、発表会は黒字が理想」とはいっても、実際は赤字覚悟で先生が手出しをして運営している発表会も存在します。しかし、ピアノの先生はボランティアでピアノを教えているのではありません。看護師、美容師、教師、販売員、事務員、スポーツインストラクター…などと同じく「ピアノ教師」は職業です。

「発表会費の黒字収入」は、仕事の対価として当然先生が受け取るべきものです。

発表会準備には、保護者の方が想像している以上に多くの時間を費やします。発表会で黒字が出たとしても、発表会に関わる業務を時給換算すると「時給300円程度」だったりするものです。それをふまえると、「月謝を払っているのだからそれで発表会費を賄えば良いではないか」なんていう考えは言語道断ですよね(汗)(ちなみに月謝というのは日々の日常的なレッスンに対する価値付けですので、発表会とは無関係です。)

時給800円のパートに出ている人が1時間残業をした時「いえいえ、800円分は要りません」と言いますか?おそらく誰も言いませんよね(笑)

「働いた分はお給料をいただく」

ピアノ講師が発表会の黒字を教室収入とするのはそれと同じことです。

まとめ

ピアノの発表会の参加費について「先生は儲かるの?」「参加費の内訳は?」についての疑問は解決されましたでしょうか。
ピアノ・バイオリンなどの楽器のお稽古をはじめ、絵画やバレエなども同様ですが「芸術」を学ぶには想像以上にお金がかかり驚いてしまうこともあります。しかし、小さい頃にそのような世界に身をおいて培われた「芸術世界に触れていた」という素地は、生涯にわたってお子さまに良い影響を与えることと思います。お子さまへの投資と捉えて、ぜひそういった発表の場には快く参加させてあげてください。

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