子どもさんがピアノを習うようになった時、ピアノか電子ピアノ、いずれかを購入しなくてはなりません。できれば電子ピアノではなくて「ピアノ」を弾かせてあげたいと思うのが、熱心な親御さんのお気持ちかと思います。
しかし、ピアノは新品で購入するととても高くて手が出ない。そんな時ふと「実家にピアノがあったなあ」と思い出した親御さん。そのピアノ、お子さまのピアノの学習に使えるかもしれません。またはピアノ買取に出して、新品ピアノの購入費の足しにすることもできます。またはご自分で使う機会がない方は、ご友人などに譲ることで喜ばれる場合もあります。ここでは、古くなったピアノを「買取に出す」「自分で再使用する」「譲る」の3つの選択肢について、それぞれ説明をしていきたいと思います。
目次
古くなったピアノ、実家に眠っているピアノ、買取に出すといくらくらい?
まずは、古くなったピアノを「買取」に出す場合についてお話をします。
「ピアノ買取」は、ネットで簡単に「無料見積り」をしてもらえます。記入する項目は
・使用しているピアノのメーカー・機種名・製造番号・ペダルの本数など
・ピアノを置いている階数・エレベーターの有無
など、ものの3分もあれば記入ができてしまいます。
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だいたい、1日~3日で査定結果がメールで届きます。いくらの値がつくのかワクワクしますね。
ちなみに筆者はこれまで、自宅の「アップライトピアノ(奥行きの浅い、四角い形をしたピアノ)」と「グランドピアノ(学校の音楽室やコンサートホールなどにある、3つ脚が付いた曲線フォルムの大きな尾ピアノ)」の両方を見積もり依頼したことがあります。その時の査定額はあくまでも一例として提示しますが、製造後20年経過したグランドピアノは20万円、製造後30年経過したアップライトピアノでも6万円の値が付きました。みなさんの家に眠っているピアノも、無料査定によってすぐにその価値を知ることができます。
ピアノを売却して得たキャッシュは、新しいピアノの購入の足しもできますし、今後ピアノが必要のない方はたとえアップライトピアノだとしても、もしも良い値が付けばペアで小旅行にいけるくらいの金額が手に入るかもしれません。とにかく、ピアノは眠っているだけでは大変もったいなくもあり、ピアノ本体にとってもあまり良くありません。
ちなみに売ったピアノは、専門技術で見違えるように生まれ変わり、国内外で「中古ピアノ」として販売されるようになります。中古ピアノの需要は国内外問わずあり、特に海外では日本のピアノは人気が高いそうです。
実家に眠っているピアノを再使用するには、どういったメンテナンスが必要?費用は?
さて、前章では「不要になったピアノを売る」ことに焦点をあてて解説をしましたが、次に眠っていたピアノを「再使用する」場合のメンテナンスや費用についてのお話をいたします。かつて親御さんが使っていたピアノを子どもさんに使わせようとする場合が、これに当てはまります。
まずは「再使用」といっても、普通の調律をしただけで使える場合と、ピアノ内部の部品の取替えが必要になってくる場合とがあります。車で言うと、エンジンを交換するといったような若干大掛かりな部品の取替えです。
簡単な調律で済むのか?大掛かりなメンテナンスが必要になるのか?
それはどうすればわかるのかというと、それは一度調律師さんに自宅のピアノを直接見てもらうしかありません。
長年眠っていたピアノを再び使用する場合の調律は、費用も時間も通常の調律よりも多めにかかります。具体的な金額や時間などは、ピアノの状態によりけりですので調律師さんに直接尋ねてみるのが良いでしょう。今の時点で、直接お付き合いのある調律師さんがいない場合は、ピアノの先生に相談すれば、ほぼ100%紹介してもらえるでしょう。
まだピアノを習っておらずこれから習い始めるという人は、教室が決まってからそこの先生に相談しても遅くはありません。
また、今住んでいる家ではなく、実家などに置いたままにしてある場合は、ピアノの「運搬」も必要となってきます。(ピアノの運搬の詳細については次の章でお話しします。)ピアノの「運搬」が必要になる場合、調律はピアノの運搬が終わった後、そのピアノを使用する家にて行いましょう。ピアノの運搬前に調律をしても、ピアノを運搬して運び込んでいる間にせっかく行った調律が狂ってしまいます。
また通常ピアノの調律は1年ごとですが、長年使っていなかったピアノを調律した場合は、2回目の調律が初回の調律の6ヵ月後に設定されることもあります。それは、ピアノという楽器の繊細さが関係しています。以降3回目からは、通常の1年ごとの調律となります。
長年使用していなかったピアノを再使用する場合は、「調律」と「運搬」が必要となってくることがおわかりいただけましたでしょうか。買取してもらう場合はいくらの値段が付くのかを知り、「再使用するために生まれ変わる時にかかる費用」と天秤にかけて、ピアノの進む道をよく吟味しましょう。
もう使うことのないピアノを譲る時の運搬や費用、必要なメンテナンスは?
さて、最後は「今後は使うことのないピアノ」を、誰かに譲る場合に必要となってくる事項についてお伝えいたします。
誰かにピアノを譲る場合、費用の側面から考えると大きく分けて3つのパターンがあります。
(パターン①)
ピアノ本体は無料で譲る。しかし運搬費や調律などの費用は先方で負担をお願いする。
(パターン②)
運搬費と調律費はこちらが負担。先方にはピアノ本体価格、運搬費、調律費も含めた価格を提示。
(パターン③)
ピアノ本体を○万円として譲り、運搬費、調律費は先方に別途実費負担してもらう。
筆者が、実家にあったアップライトピアノを知人に譲った時は(パターン①)のやり方で譲りました。ですので、ピアノを譲った時には筆者自身は一銭もいただいていません。日ごろお世話になっている方だったことに加えてなかばこちらから「ピアノいりませんか?」と声かけをしたといういきさつもあったので、代金をいただくのは遠慮しました。
ただし、中古ピアノを店頭で購入しようとすると平均的には20万~50万程度するので、そのような側面を考慮するとピアノを譲る時に代金をいただくことは、けして悪いことではありません。妥当な金額を設定して、先方と交渉してみましょう。
ちなみに運搬費用は、移動距離、建物の階数、段差の数など諸々の条件で変わってきます。たとえば一戸建ての2階部分への搬出入がからんでくると、クレーン車を利用することもありますのでその場合は高額になります。
世の中には、ピアノの運搬・引越しの専門業者が存在します。ピアノは精密機械です。間違っても、大人手が4人いれば自力でできるだろう、とは思わず、ピアノの落下・破損・思わぬケガのリスクを避けるためにも、ピアノの運搬は必ず専門業者に任せるようにしてください。
ピアノを「譲る」時の費用面のパターンを3つ挙げましたが、両者が納得いく方法であればいずれのパターンを選んでも問題ありません。「先方との関係性」「ピアノの価値」など、いろいろな要素を加味してどのような形で譲るかを決めると良いかと思います。
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まとめ
ベストな選択をして、ご家族も、ピアノも、幸せに!