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ピアノ教室の先生は、全員がピアノ科出身というわけではありません。
主科が声楽やバイオリン、クラリネットなどの管弦打楽器で大学を卒業し、ピアノは副科で学んでいたという先生も中にはいらっしゃいます。

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「ピアノは副科だけどピアノを教えてもいいのかな?」

という疑問を、先生目線と保護者目線でお話をしてみたいと思います。

ピアノは副科だけどピアノを教えても良いの?<保護者目線より>

今習っている先生が、実はピアノ科出身ではなくてピアノは副科だったという事実を知った時、場合によっては「ピアノ科出身でなくてもピアノを教えて良いの?ちょっと心配…大丈夫?」と思うかもしれませんね。

それでは、なぜそう思ってしまうのでしょうか?

【ピアノ科出身でなくてもピアノを教えて良いの?と思う理】
● ピアノはあまり弾けないのでは?
● ピアノのことをあまり知らないのでは?
● やはり専門外という印象があって不安。

なるほど、ですね。
親御さんの気持ちとしては、ピアノのスペシャリストに教えていただきたいと思うのはとてもよくわかります。

ただ、スポーツの世界でも「良い監督が良いプレイヤーである必要はない」と言われるように、ピアニストばりにピアノを演奏をできなくても、ピアノを教えることにおいては高く評価されている先生も多く存在します。

逆に、ピアノはリサイタルを開くほどにバリバリ弾くピアニスト兼ピアノ教師といった先生とは合わなくてピアノを辞めてしまった・・・という生徒さんもいるようですね。

要は、ピアノ科出身の先生かどうかではなく、保護者の方が理想として抱いている「子どもに身に付けてもらいたいピアノの力」を身に付けてくれる先生なのかどうか、という「ニーズに合っている先生」と出会うことが大事なのです。

ですので、わが子には音大のピアノ科を目指してもらいたいと思っているのであれば、ピアノ科出身で現役ピアニストばりの演奏力のある先生に見ていただく必要があります。

逆に、ピアノだけにお金も時間もかけられない、ピアノは習いごとのうちのひとつ、楽しみながら子どものペースでピアノが上達すれば良いという気持ちでしたら、ピアノ科出身でなくてもしっかりと指導をしてくれる先生というのは存在します。

子どもが毎週楽しくレッスンに通っていて、発表会でもある程度の演奏をすることができるのであれば、先生がピアノ科出身であろうとなかろうと、先生の指導力を信じて良いのではないでしょうか。

一概に「今習っている先生がピアノ専攻ではないから不安、心配…」と感じる必要がないことがおわかりいただけましたでしょうか。

ピアノは副科だけどピアノを教えても良いの?<講師目線より>

一方、講師目線で「ピアノ科出身ではない自分がピアノを教えてお月謝をいただいても良いのかしら…」と気にしてしまう先生がいることも事実です。

ピアノ科出身ではなくても、声楽や管弦打楽器専攻の先生は、副科としてとはいえ、大学時代にピアノみっちり学習し、ピアノの試験も乗り越えてきましたよね。
そして今もピアノに携わる仕事であるピアノ教師を続けているということは、ピアノが好きなんですよね。

ピアノと声楽、ピアノとクラリネット、ピアノとマリンバ…楽器の違いはありますが、どれも音楽には変わりありません。
ピアノ教室では、高度な曲をさらうばかりがレッスンではありません。

導入を大切にして、今やっている曲にきちんと向き合い、ステップを踏んで、美しい音楽を表現するためにひとつひとつの基礎を身に付けさせる。それが、町のピアノ教室の役目です。高度な曲をさらうのはそのあとです。

「自分は音楽を学んできた」
「音楽の美しさを妥協せずに伝えていきたい」

という自負があるのでしたら、ピアノが副科であろうと関係ないことです。

また、副科出身のピアノの先生は、先生自身が今でもピアノのレッスンに通っている場合もあります。
大学時代にお世話になった先生のもとに通ったり、近隣で、音大生を多数輩出している先生を探してお願いをしたりしています。

もしも副科出身のピアノの先生自身に「私はピアノ科ではないのだけど…」という負い目があるのでしたら、そのようにレッスンに通うことで「ピアノは副科だったけれど演奏もそれなりにきちんとできる」という自信をつける努力をしてはいかがでしょうか。

発表会の講師演奏で生徒さんや保護者方が納得する演奏を何度も重ねて行くうちに、保護者の方から見ても「先生はピアノ科出身ではない」なんていうことは取るに足らないこととなるでしょう。

ただ、時々とんでもない可能性を秘めた生徒さんが現れるかもしれません。
その生徒さんが音楽の道に進むことを考えているとなった場合は、然るべき先生を紹介して差し上げることが生徒さんのためでもあり、ピアノ教師の務めでもあります。

いかがでしたでしょうか。
「ピアノ教室の先生がピアノ科出身ではない」
その事実だけで先生を判断・評価することはあまり意味がないことがおわかりいただけましたでしょうか。
ピアノ科出身ではないピアノの先生方の中には、自分自身の演奏技術の向上に向けての努力をし、指導も研究して素晴らしいい信頼を得ている先生もいらっしゃいます。
楽器は違えど、音楽を尊重する気持ちはピアノでもそのほかの楽器でも同じです。
ピアノのレッスンで大事なことは「高度な曲をさらう」ことよりもまずは「音楽を尊重すること」です。ピアノ科出身でない先生でも「自分にとって音楽は尊重すべき大切なものである」という気持ちを軸に持ち、自信をもって指導にあたっていただけたら良いのではないかと思います。

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