目次
自分の教室の生徒がなかなか上達しないというピアノ講師の悩み
自分のピアノ教室の生徒さんがなかなか上達しない。
よその教室に比べると全体的に、進度も遅いし演奏レベルもイマイチ…
そんなふうに悩んで落ち込んでいるピアノの先生方へ。
今日は
ピアノの上達には「宿題の出し方・伝え方が重要」!
というお話をしますね!
ピアノの上達には「宿題の出し方・伝え方が重要」!
ピアノのレッスンって何分ですか?
30分?40分?
1時間?
だいたいそんな感じだと思います。
1週間のうちのたったの30分間しかレッスンはないんですよね。
なので教えてあげられることはごくごく限られてきます。
それは逆に言うと
「家で練習をする時間がはるかに多い」
ということであって、この
「家で練習する時間」
を、できる限り有効に使えるような宿題の出し方をしなければなりません。
生徒は「どこが宿題になっているか」をわかっている?
宿題は、生徒さんにわかりやすいように出していますか?
時々
「え!ここ宿題だったの?わからなかった」
なんていう生徒さん、いませんか(笑)?
宿題の出し方(伝え方)としては
② テキストに日付&ポイント書く
③ 連絡帳などのノートにページを書くだけ
④ 連絡帳などのノートにページとポイントを書く
① テキストに日付を書くだけ
これでバッチリ宿題をしてきてくれる生徒さんというのはおそらく音大に行けるくらいの理解力と練習意欲がある生徒さんだと思います(笑)
日付だけ書かれていてもなんとなく、漫然と弾いて終わり。
本人も何ができるようになったのかわからず、
「とりあえず弾いた」
以上の何にもなりません。
翌週も特に演奏に編かはなく、また先週教えたことを繰り返し教えるというなんともやるせない時間を過ごすことになります。
②テキストに日付&ポイント書く
テキストに日付だけでなくポイントも書いてあると、練習の目的がハッキリして生徒さんも的を絞った練習をすることができます。
ポイントというのは
・左手だけ
・両手で
・スタッカートに気を付ける
・強弱をつけて・・・などなど
ポイントは、大きめの文字で簡潔に書くとわかりやすいです。
しかし、こう書いていても無視しちゃう生徒さんはいますね。
そんな生徒さんには厳しい一言が必要ですね(^^;
③ 連絡帳などのノートにページを書くだけ
これも、①の「テキストに日付だけ書く」と同様、何を練習して良いのかわからず結局1週間練習をしたけれど何も身につかなかった、ということになりかねません。
あまり良い宿題の出し方とは言えません。
④ 連絡帳などのノートにページとポイントを書く
こちらは、②と同様「ポイント」を書いているので目的をもって宿題に取り組むことができます。
宿題は、テキストに書くのと連絡帳などのノートに書くの、どっちが良いの?
宿題は「ポイント」を簡潔に書いておくことで効果的に練習ができるというお話をしました。
では、日付や練習のポイントを
「テキストに書く」のと「ノートに書く」
どっちが良いのでしょうか?
答えとしては
「どちらでも良い」
です。
それぞれにメリットはあります。
◎テキストに「日付とポイントを書く」場合
ノートに宿題が書いてあると、一度ノートを開いたあとにテキストを開くことになります。
しかしテキストに日付や宿題のポイントが書かれてある場合はテキストを直接開けば良いので、宿題にたどり着くまでのプロセスがシンプルです。
といったメリットがあります。
◎「連絡帳などのノートにポイントを書く」場合
連絡帳などのノートに宿題のポイントを書く場合は、その週に出された宿題が全部一覧できることがメリットです。
なので、「このテキストだけ宿題を忘れた!」ということが起こりにくいです。
といったメリットがあります。
< 講師向け > ピアノの上達には「宿題の出し方・伝え方」が重要!まとめ
ピアノの宿題は、
・生徒にわかりやすい言葉で
・簡潔に
・わかりやすい場所に書く
このようにして生徒に伝えると、生徒さんは目的・目標をもって家での練習を進めることができます。
しかし中には丁寧に書いてあげても「無視」する生徒さんもいます。
そんな生徒さんには、それぞれの先生なりの言葉で「宿題をきちんとしてくる」ことの大切さを厳しく伝えてあげましょう。
ピアノは家で練習してこそ上手になる習い事ですもんね!