ピアノ教室の発表会というと、「ピアノをソロで演奏する」ことは必須ですが、教室によってはプラスαのパフォーマンスを準備している先生も多いですね。

親御さんとしては、自分の子どもがピアノを演奏する姿を見るだけでも嬉しいものですが、ピアノは演奏中は横を向いているので、客席からだと子どもさんの表情がわかりづらいものです。

そこで、ピアノ演奏とは別に、もう一度生徒さんがステージに出る機会を作ってあげることで、保護者の方の満足度も高まります。

今日はそんな「プラスαのパフォーマンス【幼児編】」をお届けします。

幼児の生徒さんができる・保護者に喜ばれる発表会のパフォーマンス

アイデアその① 「歌を歌う」
季節の歌や保育園や幼稚園で歌っていそうな歌・・・曲は何でもOKです。

ただ、注意点が一つ!

「とりあえず出番を増やすために歌わせました」

程度の仕上がりでは発表会自体が締まらなくなってしまうので、ある程度の仕上がりを目指しましょう。

ピアノ講師たるもの、プロとして、そして音楽を取り扱う者として、きちんとしたステージを目指したいものです。

直立したまま最後まで歌うのも味気ないな…といいう時は…

・手話や手遊びをつけてみる
・ちょっとしたコスチュームを身に付ける
・客席に降りて、客席の間でパフォーマンスする
・ダンスを取り入れる
こういったことを取り入れると、パフォーマンスが少し華やかになります。

しかし「演奏でいっぱいいっぱいでパフォーマンスの練習時間が取れない!」

という場合もあるかと思います。

そんな時には、簡単にできることとして「お名前を一人ずつマイクで言う」というのもひとつのアイデアです。

自分の子どもの声を聞ける、ただそれだけのことですが、案外保護者の方にとっては嬉しいものです。
(子育て経験のある先生なら特におわかりいただけるのではないかと思います)

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アイデアその② 「打楽器や鍵盤ハーモニカの合奏」

これも、曲は何でも良いです。
ピアノを習っている生徒たちなので、鍵盤ハーモニカを演奏するくらいラクラクです。
伴奏者は、小学生の生徒さんから選出して

ただ、この時もつたない伴奏になってしまうくらいなら、先生や、お手伝いをしてくださる他教室の先生などが弾いた方が「ピアノ教室のパフォーマンス」としては成り立ちやすいです。

「そうは言うけれどやっぱり子どもたちだけのステージにしたい」と思われる先生もいらっしゃるかもしれませんが、つたない演奏では幼児の生徒さんたちも演奏しづらいです。美しく音楽的に演奏できる生徒さんがいない時は、今回は講師陣がピアノ伴奏をして、次回の発表会では小学生に伴奏をお願いできるようにこれから鍛えていくのが良いかと思います。

その③ ミュージックベルの演奏

ミュージックベル(ハンドベル)は、音をきれいにならすことが難しい楽器ですが、保育園や幼稚園の発表会でも披露されている楽器です。きちんと指導をして練習をすれば幼児の生徒さんでもきれいに鳴らすことができるようになります。
しかしミュージックベルは高価です。

知り合いの先生の間で貸し借りをして利用する先生もいらっしゃいます。
でも、自分の教室に1セットあると

断然23音セット(低いA~高音のGまで半音ずつ)が良いです。
23音セットでしたら小学生が高度な演奏をする時にも重宝します。

ちなみに20音セットは低音A~高音Eまでです。

教室の特色あふれるアイデアを練って、発表会のステージを「生徒も楽しい」「保護者も楽しい」ものにしていきましょう。

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