目次
ピアノを習っている子どもがなかなか楽譜を読めるようにならないんです(涙)
楽譜(音符)を読めること
↑これはピアノを演奏する上での大前提ですよね!
逆に言うと
楽譜が読めないとピアノは弾けない
のです。
ですが意外と
「ピアノを習っているのに楽譜をなかなか読めるようにならない!!」
という子どもさんは一定数存在します。
親御さんとしては、お月謝をお支払いしてわが子をピアノのレッスンに通わせているのに
「子どもがなかなか楽譜が読めるようにならない・・・」
なんてなると、ちょっとモヤモヤしてしまいますよね。
それにモヤモヤするのは親御さんだけではありません。
ピアノを習っている子どもさん自身も、楽譜が読めないとピアノを弾くことがだんだんとつまらないと感じるようになってしまいます。
今日は楽譜を読めるようになるために行うべき大切なことをお伝えしたいと思います!
参考になれば幸いです。
※ここでは音符を読む技術の詳細は割愛します。音符の読み方のコツなどは先生によって様々な教え方をしていると思いますので、「時間はかかるけれど楽譜に書かれている音符が何の音なのかを判別することはできる」ということを大前提としてお話をさせていただきます。
楽譜が速く読めるようになるコツその①「ちょっと待った!いきなり弾かない」
音符の読み方が十分に定着していないうちは、たったの1小節を弾くのに1分くらいかかってしまうということも珍しくありません。
ですがそこで悲観しないで!!
それはみーんなが通って来た道の通過点です☆
コンクールで優勝しているあの子だって
あなたのピアノの先生だって
世界で活躍するピアニストだって
最初は1小節を弾くだけでもとっても時間がかかっていたんですよ。
ではどうしてすらすらと楽譜が読めるようになったのでしょうか?
大事なことは
楽譜を見ていきなり弾くのではなく
楽譜に書かれてある音符を「自分で指さしながら」「読む」
というプロセスが大事です!
「弾く」
のではなくて
「読む」
のです!!
しかもきちんと「指さしながら」です。
ただし子どもさんによっては
「読む」
ことは面倒な作業でもあります。
なので「楽譜を読む」という活動には工夫を取り入れて楽しんで「音読み」ができるようにすることが、楽譜が読めるようになる近道です☆
では、一体どんな工夫をすれば・・・?
回数を決めて、その回数分楽譜を読むことができたら、シールを貼る、色塗りをする、アメなどのごほうびを1つもらえる…などなどちょっとしたごほうび制にすると、やる気を出す子どもさんは多いです。
タイマーを準備して、楽譜を読む範囲を決めます。4小節でも8小節でも、難しい箇所は2小節でも良いです。
その決めた箇所を、何秒で読むことができるか測ります。5回も測っていると少しずつタイムが縮まってくるので、読む力が付いてきたことが実感できると思います。小中学生の子どもさんは喜びます。幼稚園生などでも「速くなったよ!すごい!」と一緒に喜んであげるときっと燃えます。子どもは「速い」のが好きですよね(笑)
子どもの頃に「音読」がすらすらとできるようになって気分が良かったこと。
「かけ算九九」のタイムが縮んで嬉しかったこと。
大人になったあなたも、子どもの頃にそんな経験をしたことがあると思います。
「自分が向上している」ことを実感できることが、やる気を継続させるために大切なことですよね。
このような工夫を取り入れて
という活動を行ってください☆
「指さしながら」「何度も」という所がとても大事です。
楽譜が速く読めるようになるコツその②「声に出して歌う」
音符を「読めるように」なったら、実際にピアノで音を鳴らしてみましょう。
その時に指番号を正しく弾くことにも気を付けましょう。
あとから直そうと思ってもなかなか治りません。
ピアノを弾きながら(もちろん正確に、ゆっくりです)、音痴にならないように音程を合わせて歌います。
※この時リズムも楽譜通りにつけて演奏できると良いですが、欲張らずにまずは音だけを鳴らして歌いましょう。
この「声に出す」ということがとても大切なのです!
声に出さなくても、正しく弾けているかもしれません。
でも、声に出した方が「音を明確に意識するようになって定着が早い」のです。
楽譜が速く読めるようになるコツその③「何度も何度もたくさん弾く」
ピアノの上達は「練習の回数が物をいう」と先ほどお伝えしました。
ほんとうにもう、それが全てと言っても良いくらい、ピアノの練習は「回数が勝負」なところがあります。
音読みの訓練も、10回よりも30回、30回よりも50回、50回よりも100回した人の方が断然早く読めるようになります。
九九の練習もそうですよね。
「ラクしてピアノを上達しよう」
という考えは残念ながら通用しません(笑)
「ラクラク弾けるようになる!」的な書籍ももしかするとあるのかもしれませんが、やっぱり「定着させるため」には相当の数の練習回数が必要です。
ここを面倒臭がる子どもさんは多いと思いますが、親御さんの踏ん張りどころです。
この先、「たくさん練習を積み重ねる」という訓練が子どもさんの人生で何かの役に立つと期待して、ぜひ「何度も練習をする」ということをがんばらせてみてください!
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