「コンクールに出るお友達の応援に会場に行き、その場で花束を渡しても良いのかな?」
そんなふうに疑問をもつ人は少なくないようですね。
今日は「ピアノのコンクールで花束を渡しても良い?それともNG?」ということについてお話をしてみたいと思います。
目次
結論:「コンクールでは花束は渡さない方が良い」
結論から申し上げますと、ピアノのコンクールでは花束を渡さない方が良いみたいです。
では、コンクールで花束を渡さない方が良い理由についてお話しますね。
コンクールの花束がNGな理由その① 演奏者は緊張感でピリピリしているから
コンクール当日、演奏者は緊張感でピリピリしています。花束どころではありません。
では、演奏が終わった後ならもう大丈夫なのでは?と思われるかもしれませんが、結果発表が終わるまでは演奏者はドキドキしています。ですので、花束を 演奏前に渡すのはもってのほかですが、演奏が終わった後も控えた方が良いです。
また、コンクールの結果が良くなかった場合は、せっかくいただいた花束が虚しく思えるかもしれません。そういった演奏者の精神的な理由から、コンクールでは花束は渡さない方が良いと言えます。
コンクールでの花束がNGな理由その② 「花束の音がうるさいから」
花束というのは、ちょっと触っただけでガサガサバリバリと音がします。日頃は気にならない音ですが、コンサートホール内は音響がとても良いので、その花束の音が大変響きます。
演奏者は自分の演奏が終わったあとに、ホールに入ってほかの出演者の演奏を聴くこともあります。そんな時に、いただいた花束の音がバリバリと鳴ってしまうと、周りへの迷惑にもなりますし、なんといっても審査の妨げとなってしまいます。
また、コンクールでは発表会などで設置されている「花束受付」がありません。
なので花束をいただいてしまうと必然的に花束を持ち歩くことになり、どうしてもホール内に持ち込まざるを得なくなってしまうのです。
ホール内では、プログラムの紙をめくる音もよく響き、特にコンクールなので演奏者も雑音には敏感になっていますので、花束の持ち込みは控えた方が良いです。
ピアノのコンクールでどうしても花束を渡したい時はどうすれば良い?
でも、どうしてもコンクールに出るお友達に花束を渡したい!という場合もあるかと思います。そんな時はどうすれば良いでしょうか?
コンクール当日にどうしても渡したいのであれば、結果発表が終わってお友達が会場を出たあとに渡すのが良さそうです。または、後日に「コンクールお疲れ様でした。がんばってたね!」と言って、花束、または何かちょっとした記念品を渡すと良いかと思います。