e7c865ddffa4ae9f55ad436fb0968dc1_s ピアノ教室で兄弟姉妹がレッスンをしている間、特に小さい子どもさんは保護者の方と一緒におもちゃなどで遊んで待つことがあるかもしれません。

そんな時、「音の出るオモチャ」を持たせてレッスン中に待っている人もいるみたいです。
ピアノのレッスンの横で太鼓や鈴を鳴らして遊ぶのは言語道断ですが、ゲーム機やスマホアプリ、通信教育の付録などのようなものも、ピコピコと音がうるさいものです。

結論から申し上げると、ピアノのレッスンの間に教室で待つときは、音の出るオモチャなどで遊んで待つことはNGです。もっと言うと「音を扱う」ピアノ講師の立場からすれば「神経を疑う」に値します。

ピアノのレッスンを待つ間に音の出るおもちゃで遊んではいけない理由

ピアノという習い事は、「音」に細心の注意を払う習い事です。

音色の微妙な変化を聞き分け、
自分の中でこれから出す音を頭の中で想像して、
自分が出した音を隅々までしっかり聴いて、
音色や演奏をを改善していく…

そんな活動の積み重ねです。

そんなふうにして「自分の音に神経を集中させないといけない」活動の最中に近くで他の音が鳴っていると、自分の音を正しく聴くことができません。レッスンをしている意味がなくなってしまいます。

また、もうひとつの理由としては、単純に「集中できないから」というのもあります。

さらにはピアノの先生は耳が敏感です。
先生だけでなく、ピアノのセンスがある子どもさんだってすでに耳が敏感です。

耳が敏感な先生や生徒さんは、自分の周りで鳴っている音「すべて」を無意識に処理しようとするので、レッスン中のエアコンの音すらうるさいなと思ってしまうこともあるくらいです。

そんな中、音量を小さく絞っていたとしても「電子音」が聴こえてきたら正直なところ、イライラして仕方がありません。

しかし、そのような言語道断とも言えるNG行動に対して、全ての先生が「やめていただけますか」と申し上げているかと言うと、実は「注意できない」、または「いつか保護者の方が気づいてくれないかな」と待っている先生もいます。

ですので、

「注意されないから良いんだわ」

ではなく、ピアノのレッスン中に音の出るおもちゃをご兄弟・ご姉妹さんに持たせて待つことは控えてください。

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少なくとも、ピアノの先生が自分の子どもをピアノに習わせに行った場合には絶対にしないことです。
「有り得ない!あり得なさすぎる!」レベルです。

自分の子どもさんが、ピアノのレッスンを効果的に受けてほしいと思うのであればなおさら、音の出るおもちゃには気を付けてください。

また、絵本の読み聞かせを小声でしたり、ドリルなどを教えたりしている方もいますがこれもとても気になります。

レッスンを待つ間は一切の音や声を出さない、という気持ちでお待ちいただくのがピアノのレッスンを待つ常識的な態度といえます。

ピアノの世界というのはそういうものなのだということを、親御さんも子どもさんも身に付けていただけると、ピアノを習っている意義も深まるのではないかと思います。

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