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<ピアノ講師向け>ピアノの発表会の準備まるわかりガイド

この記事をご覧になっている方の多くはピアノの先生(講師)かと思います。
その中でも特に

「初めてのピアノの発表会を開きたいけれどどのような準備が必要?」
「これまでやってきた発表会と少し趣向を変えたいけれどどのようなアイデアがある?」

など、ピアノの発表会開催に疑問を抱いている先生方が多いことと思います。

そこでここでは、「ピアノの発表会の準備まるわかりガイド」と称して、ピアノ発表会のいろいろを記事にしてみました。

発表会の時期の選択

発表会の時期は、「クリスマスシーズンに行う」「年度末に行う」など決めている先生もいれば、「だいたい1年ごとくらいの気が向いた時に」と開催時期がまちまちの先生もいます。各シーズンの特徴をまとめてみましたので、発表会開催時期決定の参考にしてください。

【1~3月開催】
インフルエンザシーズンなので、直前の練習をお休み、最悪本番もお休み、という可能性があります。

【4月開催】
新年度で子どもさんたちもバタバタしていますが、進級した喜びや自信などがピアノにも良いように表れる可能性もあります。

【5月開催】
春季の運動会が行われる学校の生徒さんは、運動会と発表会が重ならないように気を遣わなければなりません。

【6月開催】
梅雨時期ではありますが、大きな学校行事もなく、落ち着いた時期ではあります。

【7月~8月開催】
夏休みに入ると長期帰省する生徒さんもいらっしゃるかもしれません。帰省でなくても旅行やスポーツクラブの合宿がある生徒さんもいらっしゃいます。

【9月開催】
夏休みでたくさん練習できて良い、という反面、長期帰省していた生徒さんがいる場合は9月開催はあまり都合が良くないようです。そのような該当生徒さんがいらっしゃらない場合は、運動会練習が佳境に入る前の9月上旬に開催するのはベストタイミングかもしれません。

【10~11月開催】
地域にもよりますが、学校公開(日曜参観)や学校での文化的行事が行われることが多い時期です。発表会の日と重ならないように気をつけましょう。

【12月開催】
年度末で慌しくはありますが、12月というのはピアノの発表会だけでなく、コンサートなど多く開催されている時期です。気持ち的にはベストタイミングかもしれません。

発表会の会費(参加費)の額の決定

発表会の運営は、生徒さんから会費を徴収して行います。ある程度のホールを借りて行う場合は5,000円~2万円と、会費の幅は広いようです。
お目当てのホールがあれば、そこでやる場合の総予算を人数で割るやり方、逆に、教室のステータスなどは先生が一番よくご存知かと思いますので、それに従って会費を先に決めてしまって、収まる範囲内の会に仕上げる、という2通りの決め方があります。

発表会での支出項目

「参加費の額の決定」に通ずるところがありますが、発表会ではどのようなことにお金を使うことになるのかを紹介します。
・会場費(音響、照明、空調、ピアノ代)
・プログラム印刷諸費用
・調律費
・当日のスタッフ、会場へのお礼
・生徒さんへの記念品
・記念写真代
・リハーサル時の会場費
・DVD作成代

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具体的な費用は、会場や業者さんによって様々ですし、スタッフのお礼は講師が独自に決めて良い事項であり、プログラム印刷も業者さんにお願いするか自宅のプリンターで印刷するかによって費用も変わってきます。

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事前準備あれこれ

・生徒さんの曲決め
・会場おさえ
・当日スタッフ確保(受付、アナウンス、誘導etc.)
・保護者の方への詳細のご案内
・プログラム作成、印刷
・当日のタイムテーブル作成
・事前リハーサルの日程決め
・会場との打ち合わせ(必要に応じて)
・アナウンス原稿作成
・記念品の注文
・花など会場装飾の手配

< 講師のみなさん、もうご存知ですか?>
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ピアノ演奏だけでは物足りない時のアイデア

人数が少ない教室は特に、ピアノ演奏だけでしたらあっという間に発表会が終わってしまいます。また、人数が多い教室も、保護者の思いとしては「わが子のステージ姿が1回きりではちょっと物足りない」という気持ちがあるかもしれません。
そこで、ピアノ演奏以外のパフォーマンスの例をいくつか挙げてみましたので参考にしてください。

☆ 年齢の小さな生徒さんは手遊び歌や打楽器演奏を取り入れる
☆ 高学年はリコーダー合奏
☆ 全員合唱・全員合奏
☆ 簡単なダンスつき歌
☆ すべてのプログラム終了後に生徒さんをステージに上げてBGMをかけながら「本日のピアニスト紹介」をショー化する
☆ 管弦打楽器奏者に出演依頼してミニコンサート
☆ ミュージックベル演奏

ピアノ演奏以外の指導も行うとなると、事前の合同練習も必要となり今以上に発表会の準備が大変になります。しかし、ちょっとしたパフォーマンスを加えると保護者の満足度もぐんと上がることはたしかです。できる範囲で、「ピアノ演奏+1」のパフォーマンスを検討してみてはいかがでしょうか。

<ピアノ講師向け>ピアノの発表会の準備まるわかりガイド

ピアノの発表会を開催するにあたって、準備することは膨大です。
演奏の指導から会場おさえ、プログラム準備に当日の動き確認や事前の合同練習・・・
「今すぐにでも取り掛かれること」からひとつずつクリアして、余裕をもって準備ができると良いですね。

生徒さんと生徒さんのご家族みなさまにとって意味のある、そして思い出深い素敵な発表会が開催されますことをお祈りしております!

 

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