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子どものピアノの発表会で、先生へのお礼は必要?何をあげる?相場は?

ピアノの発表会というのは、子どものさんの晴れ舞台ですよね。

子どもさんの成長にウルっときたり、ほかの子どもさんたちの演奏にも感動したりと、ピアノの発表会は親御さんたちにとっても楽しいイベントであると思います。

そんな楽しい晴れ舞台を用意してくれた先生へ、日頃の感謝の気持ちも込めて何かお礼を・・・と考える親御さんは多いようです。

しかし同時に、お礼といっても何をあげれば良いのかわからない…と悩む親御さんも多くいらっしゃいます。

「お菓子?お花?お金を包む?どうやって渡すの?相場は?」

疑問がたくさんですよね。

ここでは、ピアノの発表会での先生へのお礼についての疑問を解決していきましょう!

子どものピアノの発表会で、先生へのお礼を贈るべき?

 まずはピアノの発表会で、先生にお礼を
渡す or 渡さない

という所から考えていきましょう。

もうすぐ子どもさんのピアノの発表会。

毎日子どもさんは発表会に向けて練習に励んでいることと思います。

同時に先生も、日頃のレッスンに熱が入るのはもちろんですが、レッスン以外の時間を割いてあちらへこちらへと奔走している時でもあります。

それはなぜでしょうか?

「生徒さんそれぞれにとって発表会が素敵な思い出となってもらいたい」

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という熱い気持ちが先生にはあるからです。

ピアノの先生って発表会前はそんなに忙しいの?何をしているの?

ピアノの先生は発表会、とても忙しい日々を送っています。

日頃のレッスンに加えて、発表会までにやらなければいけない仕事がたくさんあるからです。

 ピアノの先生が発表会までにやるべき仕事とは?

会場探し、会場決め、生徒が演奏する曲の選曲、写真屋さんとの交渉、会場の下見、会場との打ち合わせ、当日のお手伝いスタッフとの打ち合わせ、導線確認、本番を円滑に進めるための資料作成、講師演奏の練習、生徒用楽譜の編曲、プログラム作成等々・・・

このように、先生は発表会前はレッスン以外の仕事を多く抱えます。

個人宅でピアノ教室を開いているピアノの先生には「発表会手当」なんてありませんし、当然「残業代」を支払ってくれる人もいません。

上記の仕事は基本的には「無償」で行っている仕事です。

では、

 「なぜ先生はお給料の発生しない仕事にたくさんの時間を費やしてまで発表会を行うのでしょうか?」

それはやはり「生徒に経験を積んでもらいたい」「おうちの方に子どもさんの晴れ姿を見せてあげたい」という想いが先生にはあるからです。

そんな先生の「想い」や「苦労」をわかっている親御さんたちはおのずとお礼を…と考えるようですね。

 「発表会の参加費を支払っていて月謝も払っているのに、お礼をする必要があるのですか?」

と考えられる親御さんもいらっしゃいます。

そこはお気持ちの問題なのですが、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので一応説明いたしますね。

ピアノの発表会の「参加費」というのは会場使用料・ピアノ使用料・会場装飾費・記念品代・写真代などなど、いわゆる「実費」です。

参加料の余剰が生じた場合は、発表会までにあちこち奔走された先生の時間外手数料となって当然なわけです。
ということでこちらも「必要な実費」です。

そして毎月お支払いをしている「月謝」は日頃のレッスンに対する「対価」ですね。
これも捉え方によっては「実費」となります。

そのあたりを踏まえたうえで、

「発表会という華やかな場を提供してくださった先生へお礼の気持ちを表したい」
と思われるかどうかは個々の問題となってきます。
 「お礼を渡す人と渡さない人、先生としては贔屓(ひいき)の気持ちが生まれますか?」

冗談のような疑問ですが、実際に保護者の方はナーバスになっていることもあるようです。

答えは「NO」です。

お礼の有る無しは関係なく、日頃きちんと練習をしている、おうちの方もいつも子どもさんの練習に興味をもって協力をしてくださっている、というご家庭には先生も自然と熱心になってしまうでしょう。

お礼の「有る・無し」は、関係ありませんのでご安心ください。

それでは、お礼を贈るとしたらどんなものを贈れば良いのでしょうか?

次の章ではピアノの発表会で先生へ贈るのにふさわしいものをご紹介します。

お礼を贈るならば、どんなものを贈る?相場は?


発表会のお礼といってもお菓子・お花・雑貨・現金・・・種類・内容はさまざまです。

基本的には何を贈っても間違いはありませんが、当日お渡しをする場合にNGなものは次のようなものです。

発表会当日にお渡しするにはNGなもの

● 大きすぎるもの(ただでさえ荷物が多いので持ち帰れません)
● ケーキなどの生もの(片付けをしたり、そのあと食事をして帰ったりと、すぐに帰宅するとは限りません)
どうしてもこのようなものをお渡ししたい場合は、後日のレッスン時にお持ちするならば大丈夫です。

発表会での先生へのお礼その① 「現金」の場合


ピアノの発表会のお礼に「現金」をお包みすることは特別なことではありません。

ただ、先生によっては「参加料をいただいていますので・・・」と恐縮される場合もあるかもしれませんが、それでも先生の本音としては「きちんとされている親御さんだなあ」「この世界のことをよくおわかりの親御さんだなあ」といった印象を抱きます。

 発表会のお礼に現金をお包みする場合の注意点
・ お包みするならば金額は最低5千円
・ 紅白のし袋に入れて表書きは「御礼」
・ 新札を準備する
 ※ピアノの発表会に限らず芸事の世界でお礼をお包みする場合はこのような形式が常識的です

以上は「お礼に現金をお包みする時の注意点」でした。

しかし発表会というのは、安くない会費をお支払いしているうえに、子どもさんの衣装も準備をするなどして、ただでさえお金がかかる行事です。

「これ以上の出費は厳しい…(汗)」

という方もたくさんいらっしゃると思いますので、その場合は「品物」でお礼の気持ちを表すと良いかと思います。

次に、発表会のお礼としてふさわしい「品物」について挙げてみました。

発表会での先生のお礼その② 「花束」の場合


発表会と言えば「花束」を連想する方も多いのではないでしょうか。
先生も、花束をいただくことはとても嬉しいものです。

しかし花束はちょっと注意が必要です。

気を付けよう! 花束を贈る時の注意点「花束は大きすぎないものを!」

花束はあまり大きいものをお渡しすると持ち帰るのが大変です。

車で来ている先生でしたら、当日はもともと荷物をたくさん積んで来ています。
ですので大きな花束をたくさんの生徒さんからいただいてしまうと、「車に荷物が入らない!」というケースが生じてしまう可能性もあります。

花束はその場が華やかになってとても良いものです。

発表会のお礼にはふさわしい贈り物だと思いますが、あまり大きすぎないものをお渡しした方が良い場合もあるということを覚えておいてください。(特に軽自動車に乗っている先生には注意です)

発表会の時にお渡しする花束には特に相場はないと考えて良いかと思います。

「持ち帰るのが大変」ということを考慮したならばミニブーケに簡単なメッセージを付けてお渡しするだけでも先生としては十分嬉しいものです。

ただ、花束は当日の朝、バタバタした中買いに行く必要があります。
お花を贈りたくても時間的に無理な場合もあるかと思います。

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発表会での先生のお礼その③ 「お菓子」をはじめとする「品物」の例


お花もそうですが、お菓子も特に相場はありません。

「あまりお金をかけられない」という場合は、近所のケーキ屋さんで購入した500円程度の焼き菓子セットに簡単なメッセージを付けてお渡しするだけでも十分気持ちは伝わります。

 その他発表会のお礼にふさわしい「品物」とは?
・ コーヒー、紅茶、お茶など(先生の好みがわかっていれば)
・ 好きなキャラクターやブランドなどのちょっとしたアイテム
先生の趣味や嗜好は、先生が開設しているブログやSNSなどにヒントがあるかもしれませんので、参考にしてみてくださいね。
近所のお菓子屋さんのお菓子なら先生もよく召し上がっているだろうし…

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お礼はいつどこでどのようなタイミングで渡すのがベスト?

さあ、お礼を準備しました。さてそれでは、いつ渡すのが良いのでしょうか?

主な選択肢としては3つ。

① 発表会が終わった後の帰りがけにご挨拶と一緒に直接渡す
② 発表会会場の花束等の受付に託す
③ 発表会が終わった後の最初のレッスンの時に直接お持ちする(または子どもに託す)

の3点が主な選択肢になるかと思います。

それではそれぞれのメリットデメリットを紹介します。

①「発表会が終わった後の帰りがけに直接渡す」場合。

①のメリットは、直接先生とお話ができるのでお礼の言葉もきちんと伝えられる点です。デメリットは、発表会後は会場撤収の作業などで慌しくしていることも多いので、先生をつかまえにくいことです。また、全員の生徒さんが先生に殺到すると最後の生徒さんは会場を出るのが遅くなってしまいます。

でも、発表会後の帰りがけに直接親子で挨拶に来てくれるのは、先生側としてはゆっくりと対応はできず申し訳ないと思いつつもそのお気持ちは嬉しいものです。

長くならないよう手短に挨拶を済ませると良いでしょう。

②「発表会会場の花束等の受付に託す」場合。

メリットは、渡すタイミングに気を揉まなくても良く、また渡しそびれもないという点です。デメリットは特にはありませんが、受付に託す場合は贈る相手の名前(この場合は先生ですね)と、贈り主(生徒さん)のお名前の両方を明記するのを忘れないように気をつけましょう。

また「片付け等でお忙しいと思ったので受付に預けさせていただきました」とひとことメッセージを添えるとベターです。

③「発表会が終わった後の最初のレッスン時に直接お持ちする(または子どもに託す)」

このメリットは、発表会当日に贈り主、先生の双方の荷物が減って身軽で良いという点です。また、当日にお渡しをするタイミングを気にしなくて良いこともメリットです。デメリットは特にありません。

ただ、子どもに託すよりも、可能でしたら保護者の方も玄関先まで直接出向くと先生も喜びますし、先生からも保護者の方へお礼を直接言うことができて良いかと思います。

ただ、前後にほかの生徒さんのレッスンが入っている場合もあるかと思うので、やはり挨拶は手短に済ませましょう。

子どものピアノの発表会で、先生へのお礼は必要?何をあげる?相場は?まとめ

以上、ピアノの発表会での先生へのお礼についてのお話でした。
先生の、生徒への愛が込められた発表会。お礼の気持ちは、お花やお菓子などのお金がかかるものでなくても、後日感想を記したメールやお手紙を送って表すだけでも先生は喜びます。
発表会という機会に、日ごろの感謝も含めたお礼の気持ちを表すことは、今後の先生・親御さん・子どもさんのそれぞれの関係がより良好に結ばれることにも繋がります。
品物、言葉、手紙…みなさまに合ったお礼の形が見つかると良いですね。

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