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「ピアノ教室の理想的な間取り」
これからレッスン室のあるマイホームを建築する場合に参考にしてください。

絶対に外せない!「防音対策」

今のご時世、ピアノ教室に「防音対策」は外せません。
工務店さん、ハウスメーカーさんに「ピアノのレッスン室を作りたいので防音を施してほしい」ということは早い段階で必ず伝えましょう。

防音といっても、壁のなかに防音材を入れてもらう程度にするのか、室内壁面全体をのスタジオのような防音仕様の壁にするのか・・・、ドアも、簡易的な防音効果のあるドアにするのか、スタジオ仕様の完全防音用のドアにするのか・・・

そのあたりの具体的なことは実際に話をしてみて予算に応じて決めていきます。

生徒用の玄関を別に設ける

家族の靴を隠す手間が省けてとてもラクちんです。
生徒さんが来る前の玄関掃除もラクちんです。
家族と鉢合わせすることがなく断然「教室感」を出せます。

立派な玄関でなくても簡易玄関でも、ないよりかはマシです。

玄関を入ってすぐの所にレッスンルームを作る。

玄関を生徒用に別に作るのが叶わないならば、玄関を入ってすぐのところにレッスンルームを作るのが理想的です。

家の奥の方にレッスン室があると、生徒さんがレッスン室にたどり着くまでに台所の横を通ったり、お風呂場がちらりと見えたり…ということがなく、講師のストレスも減ります。

また、同じ理由によりお手洗いはレッスン室の近くにあると便利です。

レッスン室の広さはどのくらい必要?

広さは必要以上に広くする必要はありません。
(もちろん広いに越したことはありません)

筆者の経験上6帖あれば160cmサイズのグランドピアノと本棚、小さな机を置くことができます。

レッスン室の広さは、レッスン室内で何をするかに応じて決めると良いでしょう。
生徒さんを集めてミニコンサートを開きたいのか、机とピアノ、本棚を置いて少し余裕がある程度で良いのか・・・

ギリギリ最低で6帖、一般的な広さとしては12帖ほどあると、次の生徒さんが待つスペースやワークをする机を置くスペースも確保できて良いです。

思い切って1階部分を全部レッスン室にして2階、3階を家族の生活スペースにしている先生もいらっしゃいます。

生徒が日常的に使える手洗い場の設置

レッスン室内、またはレッスン室の近くに、手洗い場があるとレッスン前にさっと手を洗う習慣がついて良いです。
教室のピアノも、必要以上に汚れずに済みます。

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余談ですが・・・

「汚れくらい・・・」
と思われる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、教室のピアノは一日に何人もの生徒さんが触るピアノです。
自宅のピアノにつく自分の子どもの手垢とは少し捉え方が違います。

「みんなで使う教室のピアノは必要以上に汚さない」

ということは教室のマナーとして当然掲げて良いことです。

作り付けの本棚は便利(※必須?)

ピアノの先生は楽譜を大量に持っています。
楽譜をしまう棚は、作り付けにしてもらうと頑丈で、しかも大量収納できて良いです。

予算や間取りなどの事情が許せば、作り付けの棚はレッスン室には必須アイテムとも言えます。

駐車場は生徒さん用に2台あると親切

生徒さん用の駐車場は最低1台分のスペースがあれば良いのですが、やはり2台あると親切ですね。
駐車場から道路へ出る時に見通しが良くない場所でしたら、簡易カーブミラーを設置するのもお忘れなくです。

インターホンのモニターはレッスン室内にも設置(※必須)

「ピンポーン」と鳴ったら「はいどうぞ~」と応答しますよね。
インターホンのモニターがレッスン室に設置されていないと、応答することができないばかりかチャイムの音も聞こえません

ここを見落としてレッスン室にモニターを設置しなかった先生が「失敗した!!」と嘆いていました。

インターホンのモニターはレッスン室内にも設置しましょう。

玄関はオートロック機能が理想

ピアノ教室というのは、あまり大きな声で言いたくないのですがレッスン時間帯は施錠されていないことがほとんどかと思います。
セキュリティ面から、玄関ドアはオートロックにして、レッスン室から解除できるようにすると万全ですね。

「ピアノ教室の理想的な間取り」まとめ

以上、「超」がつくほどの理想を述べてみました。
これからマイホームを建てられる先生は、これらの事項の中から取り入れられる部分は取り入れて、生徒さんも保護者の方も先生も、ご家族も快適なレッスンルームを作ってくださいね!

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