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楽譜は兄や姉のお下がりを使っても良いですか?

楽譜は兄や姉のお下がりで良い?

兄弟姉妹でピアノを習っていると、同じ楽譜を使うことがありますよね。

そんな時にあなたの先生は

「おさがりで良いです」

と言ってくれますか?

それとも

「新しいものを買ってください」

と言いますか?

今日は、

「ピアノのレッスンで使う楽譜は兄や姉のおさがりでも良いのか?」

ということについてお話をしたいと思います。

結論 極力新しい楽譜を買ってあげて!

結論から申し上げましたが、兄弟姉妹で同じ楽譜を使う場合でも新しい楽譜を別々に買ってあげてください。

< 新しい楽譜を買ってあげた方が良い理由 >

楽譜というのは、新しい曲を始める時にはまっさらな状態で、レッスン回数を重ねるごとに書き込みが増えていきます。

この「書き込み」が、ピアノレッスンでは重要なポイントなのです。

姉や兄のお下がりの楽譜を使う場合は、楽譜を開いた時にすでに

 ● ハナマルがされている
 ● 「スタッカート」「アクセント」など、その曲のポイントがすでに明記されている。
 ● 姉や兄が間違えた箇所にたくさんの印がされている。

こんな状態です。「まっさらな楽譜」とは無縁ですよね。

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こんなふうに兄や姉が練習をした痕跡が残ったゴチャゴチャした楽譜を見て新鮮なやる気が起きますか?

起きないんです。

漢字ドリルで例えてみましょう。

すでに姉や兄が書き込んだ使い古された漢字ドリルを与えられて、別紙に書き写しながら漢字の勉強をするような感じです。

漢字ドリルの場合でもやっぱり、パリッとしたまっさらなページに書き込む方が俄然やる気も出ますよね。

それに、ピアノのレッスンというのは、ステップを追って1段ずつ足りないパーツを組み立てて行くようなものです。なので、生徒さんによって書き込むポイントは様々です。

そうなんです、人によって書き込みは違うんです。

例えば姉が使っていた楽譜には「スタッカート」と書かれているかもしれません。
姉はスタッカートが上手にできていなかった、ということかもしれません。

しかしそのお下がり楽譜を使っている妹は、スタッカートの部分がすでに素敵に弾けている場合。
楽譜に「スタッカート」なんてデカデカと書かれていると、ちょっとうるさいのです。

もしかすると妹に必要な課題は「なめらかなスラー」の部分なのかもしれません。

そうすると、予め書かれていた「スタッカート」に加えて「なめらかなスラー」という書き込みがされます。

こんなふうにして、書き込みの項目が多くなってしまうと、どれが一番大切な事項なのかわからなくなってしまいます。

  ・子どもさんのやる気を削ぎたくない
 ・子どもさんにとって見やすい楽譜を与えたい
 ・子どもさんにはしっかりとピアノを上達してもらいたい

そう思うならば、どうか快く新しい楽譜を買ってあげてください。

楽譜代を少しだけ安く済ませる方法

しかし新品をいつも買う余裕がある人ばかりではありません。
ピアノの優先度が低い場合、できれば楽譜代は抑えたいと思う場合もあると思います。

そんな方は、中古の楽譜を手に入れてみるのも良いです。
もったいない本舗 楽天市場店など、ネットには中古の楽譜がまあまあの数で出回っています。

「中古品につき書き込みあり」との表示があるものもありますが、そんなに激しい書き込みがあるものは稀です。(というかそういうものは市場にでまわってすらないのかもしれません。)

中古楽譜といえども、書き込みが全くない楽譜もたくさん手に入ります。

ただし・・・!

送料がかかるので、場合によっては結局、新品を店頭で買うのと同じ値段になってしまうこともあります。

ちなみにもったいない本舗では、「ソナタアルバム」が送料無料の398円で手に入るみたいですね。(※記事執筆時点での情報です)

また、楽譜は先生が購入しておく場合も多いかと思います。

なので楽譜が変わる頃に

「中古楽譜で書き込みの少ないきれいな楽譜が手に入った(手に入る)ので、そちらを使っても良いですか?」

と聞いてみると良いですね。

(先生には出版社のこだわりがある場合もあると思うので、そのあたりも確認をしてみると良いかと思います。)

また、中には中古楽譜を使わせたくないという先生もいると思うので、その場合は先生の指示に従って新しいピカピカの楽譜を買ってあげてくださいね!

「楽譜は兄や姉のおさがりで良い?」まとめ

楽譜は、兄弟姉妹のおさがりは極力避けて新しい楽譜を買ってあげた方が、上達する!

以上です。

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