ピアノ教室での「ごほうび制度」
賛否両論あるみたいですが、勢力としては賛成派の先生の方が多いみたいですね。
ピアノのレッスンでのごほうび制度に反対の先生の気持ちとしては
「モノで釣って練習の意欲を引き出すなんて邪道だ」
といったところでしょうか。
たしかにそれも一理ありますね。
音楽というのは本来、単にその人を彩る「お飾り」的なものではなくて、もっと本質を突き詰めたい崇高なもの。
それを、音楽の本質以外のところ(ごほうび)に目を向けさせるというのが許せないという気持ちもあると思います。
でも、それとこれとは別と思っても良いのではないでしょうか。
実際にピアノレッスンでのごほうび制度には、良い面があります。
目次
ピアノレッスンでの「ごほうび制度」とはどんなもの?
ピアノレッスンのごほうび制度と言っても、形はいろいろあると思います。
・曲が合格したらポイントを貯めて、貯まったポイントで景品と交換する。
・その日のレッスンが終わったらアメやグミなどの小さなお菓子やシールを選んでもらう。
などなどでしょうか。
このようなごほうび制度を導入するメリットは?
せっかくなら意味をもたせたいですよね。
ごほうび制度の導入のメリットについて考えてみました。
ピアノレッスンでの「ごほうび制度」を導入するメリットとは?
ピアノのレッスンでごほうび制度を導入するメリットは、なんと言っても「生徒のやる気が出る」という点ではないでしょうか。
「皆勤賞」のごほうびがあれば、がんばって毎週レッスンに行こう!
という気持ちになります。
1年分の賞なので、100均などではなくちょっと特別感のあるプレゼントが良いですよね。
↓ ラインストーンがついていて女の子は目を輝かせちゃいそうですね!
曲が合格するごとに貯まるポイントで景品と交換できるシステムは、早くポイントを貯めたいので、レッスンでちゃんと合格できるようおうちでしっかり練習をしてくるようになります。
↓ ピアノの中にはお菓子が入っているそうです(#^^#)何のお菓子かな?
レッスン後に毎回もらえる小さなごほうびは、生徒さんにとってはまさに「ちょっとしたごほうび」となります。
レッスンで先生に怒られたとしても最後にアメをもらえて「来て良かった^^」って気持ちになりませんか!?(笑)
実際にポイント制のごほうびを導入している先生のお話では、
「毎回生徒たちは、今日のレッスンでポイントが何ポイントつくかワクワクしている。」
「あと何ポイントで景品がもらえる!と意欲を燃やしている。」
などという「効果」(?)も耳にします。
こんな様子を聞くと、なんだかごほうび制度って楽しそうですね。
それでは、ピアノレッスンでごほうび制度を導入するにあたって「悪い面」はあるのでしょうか。
ごほうび制度のデメリットについて考えてみました。
ピアノレッスンでのごほうび制度を導入するデメリットとは?
ピアノのレッスンでごほうび制度を導入するデメリットは、実はそれほどありません。
「モノで釣るなんて邪道だ」
と考える先生はいるかもしれません。
けれど、それとこれとは別の話なのです。
「ちょっとした楽しみがあって、それを手に入れるために練習をがんばる。」
ということは、悪いことでしょうか。
結果的には、練習をがんばっているので「良いこと」ですよね。
ピアノのレッスンというのは練習をしなければ進むことができません。
なので、動機が何であれ、とにかく「練習をしてくる」ということが一番大事なことです。
「では、音楽の本質に目は向いているのか?」
というところは気になるところですよね。
ごほうび欲しさに練習をしているうちは、音楽の本質には目が向いていないかもしれません。
けれど、そうやって練習をしているうちに、ピアノが上達していきます。
上達するほどに、音楽の本質に目が向くようになります。
結果的に「音楽の本質に目が向く」ようになれば、プロセスはいろいろな選択肢があっても良いのではないでしょうか。
放っておいても練習をする生徒さんもいます。
けれど、そうでない生徒さんがいることは事実なので、ピアノのレッスンでの「ごほうび制度のメリット」を見捨てるにはもったいないです。
それに、放っておいても練習をする生徒さんにとっても、ちょっとしたお楽しみや遊び心がある教室はより楽しく通えるという良い面がありますよね。
もちろん、「ごほうび制度がないと生徒が上達しない」というわけではありません(笑)
教室のカラーもあると思うので、生徒さんの様子や先生の考え方を踏まえて、ごほうび制度について決めていけば良いのです。
ピアノ教室のレッスンの「ご褒美」は賛否両論・まとめ
ピアノ教室の「ごほうび制度」
賛否両論とはいえ、良い面は大きいことがわかりました。
生徒さんの実態や先生のポリシーに則って、ごほうび制度についてどうするか検討してみてください。
ひとつ確実に言えるのは「生徒さんはとっても喜ぶ」ということでしょうか(笑)