ピアノのレッスンは基本的には1週間に1回ですよね。
レッスンが終わってから次のレッスンまでの7日間。
どのくらい練習をすれば良いのでしょうか?
目次
次のピアノレッスンまでにどのくらい練習していけば良いかな?
「どのくらい練習をすれば良い?」
と聞かれた時に答えるのは
「出された宿題がバッチリ弾けるようになるまで」
ということでしょうか。
基本的には、その週に出された課題は持ち越しNGです。
その週のうちにしっかりできるようになって、次のレッスンに行きましょう。
学校の宿題は毎日出ますが、翌日には提出するというのが当たり前ですよね。
ピアノも同じと考えてください。
では、どのくらい練習をしたら
「出された宿題がバッチリ弾けるようになる」
のでしょうか?
時間はどのくらい?
回数で言ったら何回くらい?
などなど、できるようになるまでの練習の道のりを目安として表してみました。
次のピアノレッスンまでに必要な練習時間は?
来週のピアノレッスンまでに、どのくらいの時間練習すれば課題ができるようになるのでしょうか?
ピアノの「レベル」は様々なので、レベルによって練習時間は変わってくるのかな?
と思われるかもしれませんが、今そのテキストをやっているということは、今子どもさんにそれ相応の力がついているということです。
ですので、これからお話する「必要な練習時間」については、どのレベルの生徒さんにも同じように当てはまると思います。
理想は毎日30分~1時間
理想は毎日30分~1時間ピアノを弾くことですが、習い事をかけもちしている人、学校の宿題が多い日などは難しいこともあるかもしれません。
でも基本的には「毎日30分ピアノを練習する」
と決めて、足りなかった分は翌日に繰り越す練習方法を取りましょう。
学校の宿題も同じですよね!
やっていない分のプリントは、うやむやにせず必ず提出するようになっていますよね。
ピアノも、「今日は10分しかできなかった」で終わりにせず、できなかった分の20分は翌日に繰り越して、翌日は50分練習をする!くらいの気持ちをもって練習に取り組む人は、どんどんピアノが上達していきます。
※幼稚園生でも「毎日1時間やる」と決めて、繰り越しスタイルをとってきちんと遂行できている人もいます。(音大を目指している生徒さんではなく、です)
「毎日30分間ピアノを練習する」
ことが無理でしたら、各々の生活に合った練習時間を決めましょう。
5分しかピアノを練習できない日があるのも仕方ありません。
けれど、必ず翌日にや翌々日に、できなかった分の時間を足して練習をしてくださいね!
次のピアノレッスンまでに必要な練習回数は?
ピアノは毎日練習をするのがマストです。
ここで言う「練習回数」というのは、「1度ピアノの前に座った時、課題の曲を何回弾けば良いのか?」
という意味です。
その曲を何回弾けば良いのか?
それは、その時にやっている曲の難易度によっても変わってきます。
しかし、これまでの経験上、家で1日7~10回弾けば、1週間後にはレッスンで困らない程度に弾けるようになっているのではないでしょうか。
しかし10回弾く、と言っても、 曲のはじめから終わりまで通して10回弾いてはいけません。
<以下はひとつの練習方法の例です>
② 次に、「つまずく箇所・怪しい箇所」を取り出して部分練習をする
③ 最後に、曲の最初から最後までを通して弾く
「10回弾く」というのは、②の部分練習の時のことです。
自分で練習をしていて、「ここは難しい」「ここはいつもつまずく」という箇所が、わかっていると思います。
それは1小節間かもしれないし、2小節間かもしれない。
※もしも4小節間も「つまずく」という場合、それは「つまずく」以前に「まだ弾けていない」ということです(^^;
その場合はとにかく最初から最後まで何度も、ゆっくりで良いので間違えないように気を付けて弾き、曲のだいたいの作りを捉えましょう。
10回練習をする、という話に戻りますね。
その「特に難しい1~2小節間」を、「部分練習」することが大切です。
そうなのです、「部分練習を10回する」のです。
この「部分練習」を無視(!)している生徒さんは多いです。
「部分練習」せずして全体が弾けるようにはなりません!
その曲の中で、部分練習が必要な個所が3か所あれば、必ず1日のうちに3か所とも練習しましょう。
10回×3か所なので、部分練習だけでも30回弾いたことになります。
しかし、30回と聞くととても多い気がしますが部分練習は1小節や2小節の世界。
1か所を10回部分練習したとしても、時間にして実はたったの2分くらいです。
「10回でたった2分間」の部分練習を惜しまず、しっかり練習することで、曲が完成へとぐっと近づきます。
「次のピアノレッスンまでに、どのくらい練習していけば良いのかな?」まとめ
次のピアノレッスンまでには「出された宿題の曲を弾けるようになるまで練習する」ことが基本です。
時間にして、理想は1日30分~1時間、達成できなかった日は、その分の時間を翌日に繰り越しをします。
回数としては、つまずく箇所の部分練習を1日につき10回ずつ。
そうやって練習を進めていけば、翌週のレッスンはとてもスムーズにいくはずです!
「先生の所で教えてもらおう」ではなく、「しっかり弾けるようになって先生の所に曲を持っていこう」という気持ちで、ピアノを学習していってくださいね!「練習したけどできませんでした」なんて言葉、ピアノの先生は聞きたくありません。
「できるようになるにはどんな練習をどのくらいすれば良いのか?」
それを考えるのも、ピアノを習っている大切な意義のうちのひとつです。